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[基礎] Cisco機器操作マニュアル的なもの

Cisco機器操作を触る上での基礎を纏めました。 Linuxいじってる人はオペレベルであれば、あまり操作抵抗はないかと思います。

❏Ciscoルータの種類

Cisco ルータは固定型とモジュール型の機器があります。

固定型はこれ以上拡張ができない機器です。一方、モジュール型は、拡張可能な機器です。
この場合は、空のスロットのネジ止めされた金属カバーをはずし、ネットワークモジュールをインストールして、
インタフェース増設・機能拡張などを行います。Cisco ルータの多くは、モジュール型です。
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❏ Cisco 機器のインタフェース

Cisco ルータには、様々なインタフェースがあります。
そして、どのケーブルをどのインタフェースに接続するのか、確認しておきましょう。

 

イーサネットインタフェース

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(Ethernet・FastEthernet・GigabitEthernet・10GigabitEthernet)
LAN でよく使用するインタフェースです。
UTP ケーブルの先端に RJ-45 というコネクタを使い接続します。

 

シリアルインタフェース

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以前は WAN に使用されたインタフェースでした。
バックツーバック接続(ルータのシリアル同士を直接繋げる)など。

バックツーバックケーブル
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ケーブルには、「DTE」と「DCE」の 2 種類があります。

図のように DTE ケーブル、DCE ケーブルが
1 つになったケーブルで WAN 環境を構築したりする。

 

AUX ポート(Auxiliary Port:補助ポート)

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AUX ポートは、モデム経由でルータの初期設定を行いたい場合に使用します。

Console Port(コンソールポート)

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PC のシリアルポートに直接接続して Cisco 機器を設定時に使用するポートです。
接続には、専用のコンソールケーブルで接続します。

 

❏ Cisco 機器のメモリ

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Cisco ルータには、ROM、RAM、NVRAM、Flash の 4 種類のメモリがあります。
ルータを設定したり、管理する上で、これらのメモリの特徴と
どこに何が保存されているのかを確認しておきましょう。

ROM:読取専用で、電源が切れても内容が消えません。
ルータの初期動作・保守に関するものが保存されます。
(ROM モニタ/POST/ブートストラップ/ミニ IOS)

フラッシュメモリ:読み書き可能で、電源が切れても内容が消えません。
IOS が保存されます。#show flash コマンドでフラッシュ内のファイルを確認できます。

NVRAM:読み書き可能で、電源が切れても内容が消えません。
ルータ起動時の設定情報が保存されます。(startup-config /コンフィグレーションレジスタ)
#show startup-config で起動時の設定ファイルを確認できます。

RAM:読み書き可能ですが、電源が切れると内容が消えます。
現在稼動の設定が保存されます。(running-config /ルーティングテーブル)
#show runninng-config で現在の設定ファイルを確認できます。

 

❏ Cisco 機器のコンソール接続

Cisco 機器の設定を行うには、PC と Cisco 機器をコンソール接続する必要があります。
コンソール接続を行うには、PC 側のシリアルポートに RS-232C コネクタ、
Cisco 機器の Console ポート側に RJ-45 コネクタのついたコンソールケーブルを接続します。
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コンソール接続をする PC がシリアルポートがない場合、USB-Serial 変換ケーブルを利用します。

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接続できたら、PC でターミナルソフトを立ち上げます。
ターミナルソフトとは、その PC を接続した NW 機器の仮想端末にするソフトウェアで、キーボードから
入力した文字を接続先の端末に送信し、接続先の端末が送ってきた文字を表示する機能があります。

テキストエディタ感覚で操作できるな『TeraTerm』を使用します。
Tera Term を立ち上げ、新しい接続画面で、[シリアルポート]を選択します。
使用する通信ポートを選択して OK を押します。
(ここでは通信ポート(COM1)を選択しています)

 

❏ setup モード

ルータが工場出荷時などの初期状態(startup-config がない場合)に、ルータを起動すると
セットアップモードで動作します。
セットアップモードは、対話式でルータに必要最小限の設定を行うことができるモードです。
「System Configuration Dialog」が表示されます。

Would you like to enter the initial configuration dialog? [yes/no]:

という問いかけに yes を選択すると、セットアップモードで設定を行います。

ただし、このセットアップモードでは、詳細な設定はできません。
no を指定して、セットアップモードを抜けましょう。
まちがってセットアップモードに突入してしまった場合は、[Ctrl] + [c]で中断できます。

Router#
Router#setup


         --- System Configuration Dialog ---

Continue with configuration dialog? [yes/no]: no

❏ Cisco コマンド体系

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IOS の CLI には様々なモードがあり、モードにより設定できるコマンドが変わります。

現在、どのモードにいるのかは、プロンプトから確認できます。

ユーザモード [>]は
簡単で限定的なコマンド(ping 等)のみ実行可能なモードです。

特権モード[#]は
その機器の全ての設定を確認できます(show コマンド等)・動作状況も確認できます(debug コマンド等)
ファイル制御(copy 等)を行うモードです。

グローバルコンフィギュレーションモード[(config)#]は
その機器の全体に関する設定変更(ホスト名・パスワード設定等)を行うモードです。

インタフェースコンフィギュレーションモード[(config-if)#]は
特定のインタフェースに関する設定変更(IP アドレスの設定等)を行うモードです。

ラインコンフィギュレーションモード[(config-line)#]は
その機器の設定に使用するコンソール回線・仮想回線(vty)の制御を行うモードです。

ルータコンフィギュレーションモード[(config-router)#]
ルーティングプロトコルの設定を行うモードです。

 

❏ モードの遷移

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CLI でコマンドを入力する場合は、適切なモードで入力する必要があります。
それぞれ必要なコマンドを入力して、対象モードまで遷移します。

>enable
ユーザモードから特権モードに遷移する。

#disable
特権モードからユーザモードへ遷移する。

#configure terminal
特権モードからグローバルコンフィギュレーションモードへ遷移する。

(config)#interface <インタフェース種類> <スロット番号> / <ポート番号>
グローバルコンフィギュレーションモードから指定したインタフェースコンフィギュレーションモードへ遷移する。

(config)#interface FastEthernet 0 / 0

(config)#line {console|aux|vty} <回線番号>
グローバルコンフィギュレーションモードから指定したラインコンフィギュレーションモードへ遷移する。

(config)#router <ルーティングプロトコル>
グローバルコンフィギュレーションモードから指定したルータコンフィギュレーションモードへ遷移する。

exit コマンドは 1 階層上のモードに戻ります。(最終的に特権モードまで戻ります)

end コマンドや[Ctrl]+[Z]キーで階層が深い箇所から一気に特権モードに戻ります。

 

 

 

❏ ヘルプ機能

CiscoIOS コマンドは様々なコマンドがあり、オプションも多く存在します。 コマンド入力を支援する機能が用意されています。 ヘルプ機能:?を入力することで、実行できるコマンドの候補を挙げます。 下図では#configure につづくオプションの候補を?で挙げています。

Router#
Router#configure ?
  memory              Configure from NV memory
  network             Configure from a TFTP network host
  overwrite-network   Overwrite NV memory from TFTP network host
  terminal            Configure from the terminal
  

Router#configure 

補完機能 :コマンドを一意に特定できるところまで入力した後に、 [Tab]を押すことで補完します。長いコマンドの入力には便利です 設定保存などの時に、スペルミスを防止のために役立ちます。 下図では、#conf と一意に特定できるところまで、コマンドを打ち、[tab]キーを押下することで、 #configure と補完されました。#configure t として[tab]キーを押下することで、 #configure terminal と補完されます。

Router#
Router#conf
Router#configure
Router#configure t
Router#configure terminal
Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
Router(config)#

コマンドヒストリ:一度入力したコマンドは Ctrl+p または↑、Ctrl+n または↓などで呼び出せます。 長いコマンドを間違えてしまった場合には、ヒストリ機能で直前のコマンドを呼び出し、修正します。 #show history でこれまで打ったコマンドが確認できます。

Router#show history
  disable
  en
  configure
  end
  configure terminal
  configure
  n
  show history

以上です。

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